お知らせ

Yさん(Imperial College London, Biochemistry / Christ's Hospital出身)

ロンドンでの大学生活から一年経ち、大学生として初めて迎える夏が来ました。今回の報告書では、冬休み以降の活動について紹介したいと思います。
僕が在籍しているBiochemistry学部では、冬休み明けに前学期に学習した内容の試験があります。そのため二学期の最初の一週間は復習のセッションがあり、二週目に試験がありました。
この頃のイギリスではまだコロナによる規制があったため、試験はオンラインで行われました。試験の時間になったらウェブサイトに問題が公開されて、解答を指定された紙に書き、それを自分でスキャンして提出するという方式のものでした。WIFIの調子が悪い、スマートフォンで鮮明に解答用紙をスキャン出来ないという問題が起こらないよう願って試験に臨み、無事何も問題なく提出まで終えられたので一安心でした。その次の週からは通常の授業が始まりました。講義は全て事前録画されたオンライン講義でしたが、実験やコンピューターセッション、Q&Aセッションなどは教室または実験室で行われました。前学期よりも実験のレポートの内容が本格的になり課題の量も増えたので時間管理には苦労しましたが、その分より実践的な事をやっている嬉しさが増し、やり甲斐を感じる機会が増えました。
学業の充実度も高かったのですが、課外活動(ソサエティ)でも満足のいく学期だったように思います。僕が所属しているhip-hopダンスのソサエティのチームで2つの大会に参加しました。2月にはUCLで行われた大会に出場し、優勝する事が出来ました。このソサエティに入って初めての大会だったので不安が大きかったのですが、満足のいく結果を残すことが出来たので良かったです。3月にはラフバラー大学で行われた大会に出場しました。その大会はイギリスで1番大きい大学生のダンス大会の一つと言われているのですが、嬉しい事に準優勝する事が出来ました。この大会では、振り付けにも参加をしていたのでとても感慨深かったです。その他にも僕の大学が主催のダンスバトルに参加しました。他のダンサーさんからインスパイアされるだけでなく、様々な大学、年齢の方々と知り合う良い機会でした。密度の濃い二学期が終わり、春休みが始まりました。友人との旅行、遊園地などロンドンでの春休みを満喫した一方で、休み明けの試験に向けての勉強に明け暮れる自分もいました。

そして、最終学期が始まりました。前学期の時と同様に一週目は復習のセッションがあり、二週目に試験がありました。この時は既にコロナによる制限がなくなっていたので、直接試験会場で試験を受けました。大学に入ってから初めて会場で行う試験だったので最初は場の雰囲気に慣れなかったのですが、徐々に慣れて行く事が出来ました。三週目から教室での授業が再開されました。この学期は、プログラミングや遺伝子解析のソフトなどコンピュータを使った授業が多かったのでグループワークの頻度が増えましたが、一日に1~2回は講義がありました。今までは録画された講義を見ていたので、自分の好きなタイミングで止めたり速度を変えたり出来たのですが、直接の講義ではそのような事ができないので最初は苦労しましたが、徐々に順応出来ました。この学期に試験はなく、実験のレポートやグループワークといった課題で出すという形だったので、前学期に比べてより時間をかけて課題に取り組みました。
ソサエティの方では、6月にソサエティ内のショーケースがあったので、5月中はその練習に時間を費やしました。僕は2つのパフォーマンスに参加していたので練習と勉強の両立をするのが大変でしたが、結果ショーケースも勉強も満足いく結果になりました。

一年目のインペリアルカレッジでは様々な面で充実していましたが、今年はそれ以上に充実したキャンパスライフを送れるように努力したいと思います。