お知らせ

Kさん(男生徒)区立九段中等教育学校出身

4月に合格通知を頂いた時の私の気持ちを表すのなら、それは「目標が叶った安堵と、これからの冒険へのわくわく」で、夢なのか現実なのか、あまり実感が湧いてきていませんでした。それからの4ヶ月は準備、British Council、Pre-A levelの講座などであっという間に過ぎ去っていきました。出発を目前とした今、家族、親戚や先生方、仲良くしてもらった友達と別れを告げていると少し寂しくなり、「イギリスに行くんだ、今から新しい挑戦が始まるんだ」という感覚が芽生えてきています。

未知の世界への憧れと、「人々に必要とされるイノベーションに関わりたい」というより大きな自分の目標のために、僕はイギリス留学を目指し始めました。この目標を叶えるための大きな一歩を今踏み出せることをとても嬉しく思います。 

話は変わりますが、北海道で宇宙開発をしている植松さんという方が、TEDのスピーチで「思うは招く」と仰っていました。思い続けて努力を重ねれば、目標は叶うということだそうです。僕もその通りだと感じています。Tazaki生としてイギリスに行くと心に決めた時から、イギリスにいる自分の未来だけを思い描き、無我夢中で努力しました。そしたらいつの間にかイギリスにいる自分以外考えることができなくなってしまって、気づいたらそれは現実となって僕の前にやってきました。僕は「思う、できると信じる」というのは自分の得意分野だと思っています。でもそれがただ「思っている」だけにならないように注意が必要だと感じています。

これから私は、ものすごく恵まれた環境に身を移すことになります。そこで自分を甘やかすのではなく、自らチャンスを作っていきたいです。これからのChrist’s Hospital生としての二年間では、「何事にも臆せずに挑戦する、やると決めたことには全力で取り組む」という2つのことを肝に銘じ、その時その時を大切に生きていきたいです。まずは2年後帰国した時、自分の努力と成果を、自信を持って発表できるように精進します。そして今の感謝の気持ちを忘れずに、いずれ自分が得たチャンスを何百倍にもして社会に還元できる人になれるよう、精一杯努力します。

最後になりますが、このような素晴らしい留学のチャンスをくださった、田崎さん、Tazaki財団の皆さま、ありがとうございます。イギリスの地を踏む前ではありますが、既に素晴らしい仲間に囲まれ、たくさんの学びのチャンスを頂きました。そして育ててくれた、応援してくれた両親、お世話になった先生方、仲良くしてくれた九段の友達にも感謝の思いでいっぱいです。これからもたくさんお世話になります。どうぞよろしくお願いします。

行ってきます!