お知らせ

Yさん(女生徒)国立東京学芸大学附属高等学校出身

明けましておめでとうございます。霧が立ち込める日も増え、留学生活2度目の冬を迎えました。9月からの3ヶ月は受験に向けて慌ただしく過ぎていき、前回の奨学生レポートを書いたのがつい昨日のことのようです。去年の年越しから既に一年が経ったことすら信じられません。18歳になってから時の流れの早さに恐れ慄く毎日です。

今回のレポートでは、夏から秋にかけて私の生活の中の大きな比重を占めていた受験についてを中心に書こうと思います。夏休みからパーソナルステートメントを書き始め、あれよあれよという間に出願。現時点で一校からお返事をいただき、後は結果待ちの状態です。出願した大学のうち三校はオファーを出すことが遅いことで有名なので覚悟は決めていたつもりでしたが、明確な目標なくやきもきしながら待つのは性に合わず、焦れったい日々を過ごしています。もう一校は12月の上旬にインタビューが行われました。ギリギリまでインタビューのオファーは来ず、呼ばれることも期待はすれど予想していなかったため、メールが来たときは思わず声に出して驚いてしまいました。当日は40分という短い時間の中で自分なりのベストを尽くしたので、あとは天命を待つのみです。

学業面は先学期のトラブルもあり、今年に入って大きな変化がありました。美術史の先生が新しく着任され、また、これまで歴史を落とした分の空きコマができました。空きコマが木曜日に集中しているおかげで、その時間を使ってラテン語の授業を受けたり、自分で興味ある範囲を読み進めたりしています。これまではまとまった時間を割こうとなるとどうしても夜の時間帯に活動するしかなかったので、夏の自分の決断は間違ってなかったなと思うことができました。美術史は週8コマの通常授業に加え、週2コマずつのサポートセッションとエクステンションを受けており、去年分の遅れを取り戻すべく頑張っています。先生もとても協力的で素敵な方です。未だ去年分の内容ですら学ぶことが多く不安がないといえば嘘になりますが、一歩一歩着実に、自分と周りと先生を信じて積み上げていければいいなと思います。

あっという間に辿り着いてしまったAレベル最後の年ですが、周囲の方々への感謝の気持ちを忘れず、引き続き頑張っていきたいと思います。