お知らせ

Aさん(男生徒)国立筑波大学附属高等学校出身

A-level
6月には大学への出願に必要なpredicted gradeを決める学年末試験があり、満足できる成績が得られた。私は数学、物理、化学の試験を受けた。化学は長文記述の問題が多く渡英当初は戸惑っていたが、何度も過去問を解くことでパターンを覚えることができた。物理は問題文が他の教科よりも分かりづらく今回の試験でも少し苦労したので、来年度も練習を重ねて慣れるようにしたい。

ワークエクスピリエンス
学年末試験の後は、学校の先生が理系生向けのワークエクスピリエンスを企画して下さった。ハイテク企業やバース大学への訪問を通じて、理系のキャリアについての視野が広がった。特に、企業訪問では自分と同じ物理学専攻の人が技術統括として活躍している姿を見てアカデミアや金融以外の分野でのキャリアについて知ることができた。

サマースクール
この夏休みには、インペリアルで開かれたサマースクールに参加した。このサマースクールは物理と起業のパートに分かれていた。物理のパートでは、単振動を題材にして、シミュレーションやデータ分析について学んだ。学校では物理のためのプログラミングは扱わないため、このサマースクールでプログラミングを使いこなしている生徒たちと交流して刺激を受けた。起業のパートでは、課題の発見やプレゼンの仕方など、大学以降のキャリアにも役立つスキルを学ぶことができた。勉強以外では、ギリシャ出身の生徒とギリシャ古典について語り合うなど、様々な国の生の文化に触れることができた。その過程でその生徒との距離感が一気に縮んだことから、古典は人と人が交流する助けになると感じた。

課外活動
サマースクールの無い期間には、大学への出願に向けて本を読んだり、interviewに備えて物理の難問に腰を据えて取り組んだりと、受験を意識した活動をした。英語で専門書を最後まで読み通すという経験を積んだ事で、英語力に対する自信を深めることができた。渡英前は漠然と物理を学びたいと思っていたが、これらの活動を通じて大学で学びたい分野がより具体的になった。

7期生
夏休み後半には7期生を迎えた。私のホストファミリーの元には2人の生徒が来た。彼らを見てこの1年を振り返ってみた。1年前は英語の聞き取りに非常に苦労し、新学期に対して不安を覚えていた。それに対して、今はほとんどストレスなく会話ができるようになった。また、1年間親元から離れて暮らしたことで自立性が身についたと感じている。それに加えて、2人ともA-Levelの予習をするなどとても意欲的で、私もKingswoodでの残りの1年を充実したものにしようと刺激を受けた。