お知らせ

Kさん(女生徒)都立日比谷高等学校出身

イギリスに来てからの4ヶ月は人生で一番早くすぎ去っていった4ヶ月でした。来たばかりの頃は新たな生活スタイルに慣れる事授業についていく事で精一杯で、友達を作ったりactivityなど必須ではないことを考える余裕がありませんでした。

私は数学・高等数学・化学・生物の四教科を取っていますが、前3教科は内容が比較的簡単だったり日本で一度学んだことがあったりして英語でどのように表現するのかが分かれば特に問題はありませんでした。しかし生物は日本で勉強した内容と異なり、さらにとにかくtechnical termが多い、長い、難しい。問題文がうまく理解できなかったり、答え方も記述式がメインなので頭では答えが分かっていてもそれを正確に英語で書き表すことができなかったりして始めの頃はあまり良い点数が取れませんでした。例えば、Command wordの中でExplainとDescribeは全く異なる意味を持ちます。つまり問題文が同じ様でも文頭がDescribeかExplainかによって答えは全く違うものになるのです。
生物はずっと私の中で一番自信がありかつ大好きな教科だったからこそ、たくさん悔しい思いをしました。ただ、2,3ヶ月すると慣れてきて点数も以前ほど悪くはなくなり授業中発言できるようになり、今は授業がとても楽しいです。また生物の自習室のような部屋があるので、授業がない時間や放課後にそこで勉強ができます。先生が隣の部屋にいるので、わからないところや詳しく知りたいことを質問できたり採点をお願いすることができる環境も気に入っています

Kwは女子は基本的に部屋をシェアしていて、私のルームメイトはロンドン出身で英語の発音を教えてくれたりプレゼンを手伝ってくれたり、お互いの教科で習ったことを教え合ったりします。部屋をシェアすることはストレスもありますが、イギリスの文化を知れる良い機会になっていると思います。ある日大学について彼女と話していたら、“学業はできて当たり前。受験する人はみんな勉強はできる。そこでoutstanding な何かがあるかが合否を分ける”ということを言っていました。(たしかにA levelは国公立2次試験みたいに差がつくテストではありません。)しかし、私のoutstandingは見つかりませんでした。それは今まで私は絶対にやらないといけないタスクだけをこなしてきたからでした。なのでまずactivityとvolunteerを始めることにしました。Activityでは化学のbig bangというcompetition に参加するための研究をしています。Volunteerはクリスマス休暇中とterm期間中に週一でするものを予定しています。どれもまだ始めたばっかりだったり予定の段階でこれらの経験が自分の強みになるかはわからないけれど、私なりのoutstandingをまずこの一年で作れればなと思っています。