お知らせ

Hさん(男生徒)国立筑波大学附属駒場高等学校出身

Year 13としてのMichaelmas Termを終えました。英国で二回目となるクリスマス,年越しを迎えるところです。学校行事や普段の生活,大学受験について書こうと思います。

今学期のメインは,やはり大学受験でした。
振り返ってみると,一ヶ月前,二ヶ月前のことですが,はるか昔のことのように思えます。9月にPredicted Gradeが決まり,10月にPersonal Statementを書き上げ,11月にAdmission Testを終え,12月にInterviewを行ったという,ただやるべきことをやっただけというような感覚です。今はOfferを待っている状況です。
Predicted GradeやPersonal Statement,先生の推薦書に加えAdmission Testなどの結果によりInterviewに呼ばれるかが決まるのですが,そのメールが届くまでの時間はかなり長く感じられました。


学校行事においては,St Matthew’s DayやLord Mayor ShowなどでLondonをMarchingする機会がありました。ロンドンの中心部をCHの制服を着てMarchingできたことは,貴重な経験でした。

House Singingでは,Grecian EastとGrecian Westの最高学年の寮対抗戦でしたが,優勝することができました。YMCAのYoung Man役で全校生徒の前で,サングラスをかけて踊るという不思議な経験をしました。日本の学校で行われるような音楽祭とはかなり違いますが,練習を通して寮の繋がりは強くなったように感じます。

また,今学期からAcademic Buttonという成績上位者に与えられる制服に変わり,Hoseyと呼ばれる制服のコートのButtonの数が倍以上に増えました。着替えに時間がかかるようになりましたが,Public Schoolらしさを感じられます。

Activityの面では,Footballに週一回参加していましたが,1st XIに選ばれることができました。Lent Term前には,Pre Season Campに参加させてもらえる予定なので,来学期にはFootballにも力を入れていきたいと思います。

9月の始めの頃には,Queen Elizabethの崩御により,学校では次の日に一部授業の代わりにチャペルが行われました。天皇陛下も含め,世界各国代表者が出席されたQueen’s Funaralの日には授業がほとんどなくなり,友達とQueen’s Funaralの生中継を見るためにTheatreに行きました。この学校での王室の存在の大きさ,またこの国に住む同年代の若者が王室についてどのように考えているのかを知る面では貴重な経験でした。

最高学年だけの寮に移動したこともあり,交友関係は去年よりも広がったと感じます。Leave Weekendには学校の先生とその家族に,生まれ故郷にあるPubに連れて行っていただきました。とても有意義な時間を過ごせました。英国国教会(Anglican)の成り立ち,High Church,Low Churchとの関係性などの話をされた事は特に記憶に残っていますが,とても学びが多かったです。
また,Christ’s Hospitalには,多くの生徒がBursaryを得て入学していることも知りました。一般的なPublic Schoolでは,多くのお金持ちの家庭の子供が通っていることが多いですが,とある生徒は,もしBursaryを得られなかったら,State Schoolに行くつもりだったと話していました。

残り半年程でA levelの試験本番を迎えると考えるととても早いですが,このような環境で学べる事に感謝しています。今後も大学へ向けて精一杯,勉学に励んで参ります。