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Kさん(男生徒)国立学芸大学附属高等学校出身

この秋タームで、大学への出願・Admission Test・Interviewという留学のメインイベントを終えたので、今回の報告書では一つ一つ思い出しながら振り返っていこうと思う。
出願においては、大まかにいって、Predicted gradesとPersonal statement (自己推薦文)が重要であり、インタビューが必要とされないほとんどの大学はこの二つと教師からのReferenceでオファーを出すと言い切っていいだろう。
今年のPredicted gradesは去年の五月にあった模擬試験の成績が大きく反映された結果となり、自分が目標としていた成績を取れたので満足のいくものになった。自己推薦文は昨夏ごろからブラッシュアップを重ねて、最終的に自信を持って提出できたのだが、意外に時間に余裕がなかったので下書きは早めに始めておくべきだと思う。(これから書く機会のある人には以下の動画を勧めたい。
https://www.youtube.com/watch?v=955Z7n2L_C0&ab_channel=JesusCollegeOxford)
哲学のAdmission Testは論理パズルのような短い問題と、40分のエッセイに合計1時間で答えるという形式だった。エッセイは2つある質問のうち好きな方を一つ選んで答えるというもので、たまたまある程度馴染みのある分野(Personal Identity)についての質問があったのでそちらを選択した。Interviewでは、分析的に思考する能力が問われる質問が多く聞かれた。「顔の定義を答えなさい」と言われたときは若干面食らったが、なんとか全ての問題に答えることができた。出来については正直に言ってやや後悔もあるが、もう過ぎたことなのであとは祈るだけだ。
イギリスの大学受験は、(特にオックスブリッジを受ける場合)日本に比べて出願から入学までが長い。十月のあたまにUCASに出願してから、Admission testとInterviewが通常十一月か十二月に、模擬試験が二月に、そして本番のA-levelが五月に行われるので、常に緩やかな緊張にさらされている感覚である。オファーも五月の試験で規定の成績をとるまで条件付きという扱いなので、全く油断できない。まだまだ寒くどんよりとした日が続くと思うが、改めて気を引き締めて、精進していこうと思う。