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Aさん(女生徒)国立学芸大学附属高等学校出身

コロナによる規制が無くなり、去年とはまた違ったChrist's Hospitalの生活が今学期から始まりました。大学受験へのプロセスが本格的に始まり、学校ではマーチング、チャペル、Christmas屋台や劇など昨年は行われなかった行事がなどに追われた学期となりました。
今回のレポートでは、私がこのターム中に得た留学生活での教訓”Work hard and Play hard”について書きたいと思います。

Year 13は学級初めの試験、繰り返されるPersonal Statement の書き直し、Cambridge独自の試験に向けての対策に追われとても忙しい日々が続きました。今まで以上に学業に専念しなければならないと、過ごしていた中、ついにはストレス性の帯状疱疹を発症してしまいました。家族、友達、ガーディアン、ホストファミリー、学校の先生方は本当に心配して下さり私に何度も「勉強だけではなくもっとOffの時間を大切にしなさい」、「息抜きは勉強の一つだと」と言ってくださいました。
この事をきっかけに、初めてDiscoに参加したり、友達との散歩やSocializing time のイベントに参加したり、学校行事にも積極的に関わり始めました。今では、同じハウス以外にも他学年の友達も増え、毎日の学校生活をより楽しく過ごしています。特に印象に残ったのは例年行われる生徒によるお芝居にボランティアの”Front of House" (ロビー係)として一般の方々の会場案内などをしたことです。イギリスという日本とは異なる社会の中で、働く事の有意義性や新鮮さを感じることができました。
また、様々な友達とのたわいもない会話の中で、お互いの勉強についてや将来についてなど、私に刺激を与えてくれました。この事で、息抜きと勉強へのメリハリがつき、勉学面でもより効率的に力をつける事ができたと感じています。この学期末にあったテストやCambridge大学の面接では満足したパフォーマンスをする事ができました。
目が回るように忙しいタームでしたが、息抜きと社交の場の大切さに気づいてから、この3ヶ月間は私にとっては1年4ヶ月のイギリス留学の中で勉学と生活面で最も充実した時となりました。今までの学校生活を振り返ると、自由に自分の興味を掘り下げ、様々な ”Extra-calicular” (探究活動)の機会に恵まれたにイギリス留学の勉強面ばかりにのめりこんでいました。しかし、勉学以外でも他国に留学して生活するからこそ得られるチャンスや出会いの輪をもっと大切にするべきであり、そうした息抜きの時間をバランスよく取ることは勉学を進めていく中でも重要になっていくと改めて実感しました。

この”Work hard and Play hard”の精神は、この5年間のイギリス留学、またさらに忙しくなる大学生活にとって重要な物になると考えています。どんな時も支えて下さった、Tazaki 財団の皆様、先生方、ガーディアンまたホストファミリーの方々、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。この教訓を忘れずに、Christ's Hospitalの残り半年を過ごしていきたいと思います。