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Aさん(女生徒)国立学芸大学附属高等学校出身

あっという間にイギリスに来てから一年が経ちました。振り返ると、初めての留学生活、英語での学習や寮生活など、今までに経験した事のない内容の濃い一年だったと感じています。
今回のレポートでは、その中でもまたひとつ自分の殻を破ることができたsummer holidayでの出来事について書きたいと思います。

一つ目は、スコットランドへの一人旅です。五日間のHighland Wildlife ParkでのZoological science school とスコットランドの大学を見て回るため、春から計画したプランと共にスコットランドに向かいました。初めてのイギリスで使う交通機関や一人でのフライト、ホテルの予約など、自分の英語が伝わるかという不安もある中でもトラブルにうまく対処し乗り切ることができました
Summer schoolでは、普段スコットランドで学んでいる同学年と五人のグループを組み、観察や調査、ポスターとプレゼンテーションの作成など課題が多くある中で団結して取り組めました。このコースを通してZoologyの知識や経験だけではなくチームワークの力も身につくことができました。
また、この旅を通してスコットランドの学生や環境保全地区で働く方また、Edinburghでのフリーガイドツアーでイギリス全土の山を登っている方と出会い、お話しをする中で私自身の知見を更に広げられた感じています。それに加え、しっかりと私自身の意見も述べ、伝えることができ、英語力により自信を持つことができました。

二つ目に、私の生態学への興味の原点であるKnepp Wildparkでのボランティア活動ができたことです。Footpath Volunteerとして道のゴミ拾いやルートの偵察、道案内などの仕事の中で、身近に自然や動物達の観察をすることができ、私にとってかけがえのない時間になりました。
同じように自然や環境保護に関心のある方々と共に働くことができ、毎回のボランティア活動で蝶や木、野花そして鳥についての知識を教えて頂き、毎回が私にとっての自然授業のようでした。
また、日本人として日本の自然や環境問題について意見を問われることがあり、イギリスにいながらもそのような日本の話題についてもっと調べなければと実感しました。

この夏休みで様々な人と出会い、初めての土地に訪れる事でイギリスの文化や自身の興味のある課題についてさらに深く考えることができました。このように自由にやりたいと思った事をサポートして下さったホストファミリー、両親そしてTazaki財団の皆様、本当にありがとうございます。休み明けから大学受験に向けて試験が本格的に始まりますが、夏休みとこの一年間で付けた私自身の力を信じて取り組んでいきたいと思います。